興福寺三重塔、年に一度の初層公開
奈良を代表する風景のひとつ、興福寺五重塔。
現在は保存修理工事のため覆屋の中に入り、その姿を見ることはできません。
しかし、そんな今だからこそ目を向けていただきたい建物があります。
それが国宝・三重塔です。
毎年7月7日、三重塔では弁才天供にあわせて初層特別公開が行われます。普段は入ることのできない塔内を拝観できる貴重な機会です。
実は興福寺最古の建物
興福寺といえば五重塔や東金堂が有名ですが、現存する建物の中で最も古いのは三重塔です。
現在の塔は鎌倉時代初期の再建とされ、800年以上にわたり奈良の町を見守ってきました。
高さは約19メートル。
五重塔に比べると小ぶりですが、その均整の取れた姿は美しく、南円堂から少し足を延ばした場所で静かに佇んでいます。
初めて訪れた方の中には、
「こんな場所に塔があったのか」
と驚かれる方も少なくありません。
塔の中に入れる貴重な一日
7月7日の公開では、普段は見ることのできない塔内を拝観できます。
三重塔は外観だけでなく、その内部構造にも特徴があります。
塔の中心には心柱が立ち、建物全体を支える仕組みになっています。
また、内部には四天柱を結ぶ珍しい構造も見られ、古代から受け継がれてきた木造建築技術の高さを感じることができます。
外から眺めるだけでは分からない、塔のもうひとつの魅力に触れられる機会です。
五重塔だけではない興福寺
五重塔は奈良を象徴する建築ですが、興福寺の魅力はそれだけではありません。
中金堂、東金堂、南円堂、北円堂、そして三重塔。
それぞれが異なる時代の歴史を伝えています。
五重塔修理中の今は、これまで見過ごしていた建物に目を向ける良い機会かもしれません。
7月7日に奈良を訪れる予定の方は、年に一度の三重塔初層公開に足を運んでみてはいかがでしょうか。
はり新からのご案内
興福寺から当店「はり新」までは徒歩約10分。
奈良観光の合間のお食事に、どうぞご利用ください。

