奈良町の通りに面して建つ「はり新」は、江戸時代から続く町家を受け継ぎながら、現在も日本料理店として営業しております。
格子越しに見える建物の佇まい、囲炉裏のあるお座敷、個性の異なる二つの庭。
店内には、長い年月をかけて人々が語らい、食事を重ねてきた空気が今も静かに残っています。
建物は約250年前のもの。かつては両替商として使われていた時代もあり、現在のお座敷にも、その頃の面影が残されています。
現代の古民家店舗のように大きく作り替えた建物ではなく、必要最低限の手入れを重ねながら使い続けてきた町家のため、店内には段差や低い鴨居など、少し不便に感じられる部分もございます。
ですが、それもまた、江戸時代から受け継がれてきた町家の姿の一つです。
「落ち着きますね」
「奈良らしいですね」
若いお客様からは、「おばあちゃんの家みたい」と言っていただくこともあります。
観光地を巡るだけでは出会えない、奈良町の日常に近い空気。急がず、静かに流れる"大和時間"を感じながら、お食事をお楽しみいただければ幸いです。
当店では、奈良の古道「上ッ道」にちなんだ「かみつみち弁当」をご用意しております。上ッ道沿いに残る町家で、奈良の食材を使ったお料理を味わう。建物と料理を合わせて、奈良らしいひとときをお過ごしください。
奈良公園や春日大社、興福寺、奈良国立博物館からも徒歩圏内です。奈良散策の途中に、どうぞお気軽にお立ち寄りください。




